11月1日(日)
ちょっと疲れて今朝はゆっくりする。
鏡の顔はむくんでいる。
今日は星の王子さまの通し稽古。
ドキドキし過ぎて昨夜は重い気分に。
普段は別の工房に頼む衣装を
今回は全て私のアトリエスタッフで作った。
先日その工房の方からすごく作りたかったと
ちょっと攻められた。
コロナ禍で外注する余裕は無かったし
元々タイトな予算を顧みずやりたい事を優先すると
外注先からはいつも予算が無さすぎると怒られていた。
そして内のスタッフを育てるタイミングでもあり
頑張ったけど。
結局精神的にはどちらも辛い。
人が着て踊ると色んな感覚の人がいて
色んな注文が出る。
それに答えているとキリがない。
スタッフに任せたいけど
PCR検査をしていないスタッフは
稽古場にも入れない。
早く初日が空いてニコニコしていたい。
いよいよ衣装付け通し。
撮影では着せているのに久しぶりで色々忘れていた。
ちょっと焦りながらも
ベテランの衣装スタッフが今日から参加で頼もしい。
目眩く舞台の変化であっと言う前に1幕が終わる。
レースのタイツはダンサーの肉体を美しく力強く見せる。
王子の無垢な白さが黒の人との対比を際立たせる。
そして黒にそれぞれのキャラクターの色が加わる。
飛行士の水色に赤。
薔薇のマゼンタピンク。
キツネの黄色い尾。
蛇の肌色。
それぞれのキャラクターが際立っていけば
作品はもっとしまって来るに違いない。
1歩1歩進んでいく。