4月6日(土)
スクエアの舞台でHumanoid LADYが始まる。
ミラーに照明が反射しいつも以上に神々しい。
白い天井に海の中のように光が揺れている。
静岡からまた一段と緊張感を手にしたパフォーマンスは
観客を涙させた。
こんなにも人の身体の美しい不思議を実感する。
そしていよいよ
太宰府初演のpiece to peace。
稽古をそんなに出来ていないはずなのに
二人の年月の重みが研ぎ澄まされた素晴らしい世界を作り出した。
言葉も説明もないのに物語が手に取るように見える。
生命が泡から生まれ、異なるものが出会い、恋がそして愛が育まれる。
ここにもう一つの奇跡が起きた。
パフォーマンス初日を終え夕暮れが近づく文書館で畳に座り
東京から訪れパフォーマンスを見てくれた友人と
光が刻々と変化するのを感じながらここまでの事を振り返る。
ゆっくりと気持ちの良い時間が流れて行く。
火曜日から休みなく過ごしていたが
今ようやくこの空間の中で佇む事が出来た。
そして夕日と一緒に太宰府を立つ友人を静かに見送った。