8月17日(月)
気づくとあれから1週間が過ぎていた。
衣装さんに頼みごとがあって楽屋を覗くと
皆んな心なしか優しい表情に変わっている。
作品の評判が良くてお客様も大入りなのも理由の一つだけど
それ以上に
舞台が開いてホッとしているのが大きいかな。
舞台は初日からぶれる事ない安定感。
そして絵に描いた様に美しい夜長姫のラストシーン。
最後にはすすり泣く音が会場を支配する。
カーテンコールに現れた役者も役に入り込んだままで
余計に心をうつ。
勘三郎さんがここに居たら嫉妬して暴れたと思う。
その前に耳男をやらせろと言ってたかな。